八味丸(八味地黄丸ともいう)ほど中年以降の年代の人にありがたい薬はありません。
一言でいえば老化予防の薬といえます。
中年以降になりますと、歯が抜け、髪が薄くなり、筋力が低下してつまずきやすくなり、骨も脆くなり、皮膚もカサカサしてきます。物忘れがひどくなり、白内障になります。
性欲も減退し、男では前立腺肥大症になります。 これらは皆、老化に伴うものです 。漢方ではこの状態を「腎虚(じんきょ)」といいます。この腎虚に対する薬が八味丸なのです。
老化はある程度仕方ありませんが、八味丸でその速度を遅らせることはできるでしょう。
その為には早めに八味丸の服用を開始することです。私の漢方の師匠である藤平健先生は、「四十過ぎたら八味丸」というキャッチフレーズで八味丸を有名にしました。
実際、眼科医である藤平先生は、老人性白内障の予防と改善に八味丸を応用し高い成績を上げています。
|